Development and proposals based on packaging products包装製品を通じた開発提案
パキッテ

パキッテ

パキッテは、ソースなどの調味料を
片手ですばやくかけられるポーション容器。
料理はもちろんそれ以外のシーンにも、活躍の場はどんどん拡大中。
きょうもどこかで「パキッ」と音がするたび、たくさんの笑顔が生まれています。 ※2019年、容器名をディスペンパックからパキッテに変更しました。

開発背景

マヨネーズやドレッシングなどのポ―ションパック(小分け包装容器)パキッテは、1980年代に米国で考案されました。当時、米国三菱商事が原型となるサンプル容器を入手し、食品メーカーに提案を行い、包装資材の開発とその供給体制を確立、試行錯誤を繰り返しながら包装仕様を決め、1987年から世界初の商業生産が開始されました。1989年には、2種類の異なる内容物をワンパッケージに収め、片手で手を汚さず、同時に最後まで絞り出すことができる「ツインタイプ」容器を開発し、1991年にはその画期的な構造と使い勝手が評価され、実用新案に登録されました。

ソリューション

パキッテは、片手で簡単に絞り出せる利便性に優れたデザインのため、コンビニエンスストアやファストフード業界を中心に次々と採用されました。内容物もスタート時は、マヨネーズ、ドレッシングが中心でしたが、ジャム、マーガリン、炭酸飲料用シロップ、ヨーグルト用シロップ等、利用の用途を拡大してきました。パキッテは、商品自体に対する評価も高く、1998年10月の東京国際包装展(TOKYO PACK)では、日本包装管理士会による「包装管理士と生活者が選んだパッケージ展」のアンケートで「バリアフリーNO.1」を受賞、さらに2003年には(社)日本技術協会の日本パッケージコンテストにおいても「グットパッケージング賞」を受賞しました。その後も出口の形状を改良した「マルチディンプル」を開発するなど、市場のニーズに対応しながら、新タイプの製品化を現在も進めています。

使用シーン

アウトドア

コンビニや公園、
レジャーなどで

小さくて持ち運べるパキッテは、お外での食事と相性バツグン。ホットドッグにかけたり。お弁当のサラダにかけたり。中身にふれることがないので、手を汚すこともありません。

外食

ファストフードや
レストランなどで

スピードとおいしさが求められる外食の現場でも、パキッテが活躍中。決まった味と量が出せるパキッテを使えば、いつ、誰が作っても均一のクオリティーに仕上がります。

おうち

忙しいときの食事や
一人前の食事などで

例えば朝。つい寝坊した!なんて時でも、片手でパキッとすれば、あっという間に朝食のできあがり。キッチンにも常備しておきたい料理の味方、それがパキッテです。

コスメ&生活用品

化粧品や生活用品などで

使い切りタイプの化粧品や、日々の掃除や洗濯など食事以外のシーンにもパキッテは広がっています。「定量性」というパキッテの強みは、今後もさまざまな分野で活躍するポテンシャルを秘めています。